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2017.11.7

宮古島の固有種を守ろう

宮古島の固有種を守ろう

ミヤコサワガニは県指定文化財(天然記念物)の貴重な生き物です。

1997年に発見され、2001年に宮古島固有の新種であることが確認されました。

陸上の淡水でしか生息できないため、

かつて宮古島が一度海中に沈んだとする説を再考する重要な生物として注目を集めています。

 

そんな貴重なミヤコサワガニですが

近年、外来種のヤエヤマイシガメがミヤコサワガニを捕食していることが判明しました。

宮古島にはいなかった生物が増えることで、生態系のバランスは崩れ

元々その場所に生息していた生き物が減ったり、固有種である生き物が絶滅の危機にされされてしまいます。

天然記念物で、固有種であるミヤコサワガニも同じく危機にされされています。

また非常に残念ですが、外来種は人間の手で持ち込まれたことになります。。。

 

宮古島市では2014年3月にヤエヤマイシガメの駆除作業を開始し、

現在は城辺在住の照屋秀雄さんが市から委託され駆除作業を行っています。

こちらは捕獲したヤエヤマイシガメです。

本来の生息地である八重山諸島ではペット目的や食用として乱獲され、個体数の減少が懸念されているようです。

外来種とはいえ、生き物です。人間のせいでこのような負の連鎖が起きているのはとても残念です。

 

照屋さんは週に2回、保護監視活動を行っており今年で3年目になります。

照屋さんはこうも話して下さいました。

『宮古島の東側は湧き水が豊富で、昔は水田も多くあった地域。

水道が普及されたり、サトウキビ畑用のスプリンクラーが出来たり

便利になったけれど、その分水を大切にする気持ちは薄れている気がする。

自分たちがやっているこういう活動も、地域の人達は殆ど知らないと思う。

何か紹介する機会があればいいなと思う。』

 

後先考えずに外来生物を野に放ってしまうと元々の生物環境が崩れる危険性があり

また、それを元に戻すことはとても大変なことなんだと今回の取材を通して実感しました。

「ちょっとくらいいいや」が後に大惨事を招くことになるかもしれません。

外来生物の取り扱いには十分注意しましょう。