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2017.6.2

第一回ゆくりばの様子

第一回ゆくりばの様子

ゆくりばって、どんな感じなんだろう?とお思いの読者の方もいらっしゃるかも知れません。
今日は第一回のゆくりばの様子をレポートします。
写真は、ゆくりばの様子です。ゆっくりとおしゃべり頂けるように、来間島のカフェを会場にしてみました。

テーマは
エコアイランド×ソーシャルデザイン
「持続可能な島づくり」において、デザインやコミュニケーションができること。

ソーシャルデザインとは…

・デザインする対象は(モノやカタチだけじゃなく)“社会”である

・社会をつくるのは(政治窓や専門家でなく)一人ひとりの個人である

・(社会を”変える”よりも)社会の課題を解決したり、より良い社会を“つくる”ことである

・そして、そのための”考え方”である

こちらからの引用です

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今回は、日本を代表するクリエイターを迎えて、宮古島が目指す「持続可能な島づくり」に対して、デザインやコミュニケーションといったものが果たす役割を、参加者の皆さんと「ゆくりば」で紐解きます。
また、クリエイターの皆さんには、前日・前々日とインプットとして、メガソーラー・地下ダムなどの施設見学や島内ツアーに参加いただきました。

まずは島内視察の感想をクリエイターの皆さんにお聞きしました!
エコを意識している人と意識していない人がいるイメージが見えてきたそうです。
また、地下ダムやバイオマスなど画期的な取り組みをしているが、きちんとアウトプット(知られていない)できていないのでは?という点も感じたそうです。

主催のエコ課の皆さんからは、市民から縁遠いプロジェクトという評価を変えなければ持続可能性の島創りは難しく、もう一度、皆さんとの関係を作り直したいという提案が出ました。
その為の第一歩が「ゆくりば」で、パブリックコメントではなくリアルなコミュニティーからの意見を色々とお聞きしたいというメッセージを頂きました。

参加者の一人、島の環境課題解決に取り組む宮古実業高校の島ラボ部が、地下水保全の為に開発した日本蕎麦のお話をしてくれました。
宮古島の農業は、1950年から化学肥料を使うようになり、地下水を汚染し始めたそうです。
硝酸態窒素が汚染物質である事を突き止め、また蕎麦に硝酸態窒素を吸収する機能がある事も研究から分かりました。
日本蕎麦の実験栽培を始め、製品化し、島のお蕎麦屋さんで使用されています。

皆さんの関心が蕎麦に集中した為、「宮古島産蕎麦のブランドを創るには?」というテーマに絞り、ゆくりばが進行していきます。
宮古島産蕎麦のブランドを創る時のデザインやコミュニケーションが果たす役割をみんなで話し合います。

まとめでは、蕎麦が生徒・職員の間でさえも知られてないという現状があるので、まずは島内の理解者(ファン)を増やす取り組みが必要というお話がでました。
その上で、蕎麦の生産工程を内製化し、販路を確立して自立した産業として育てては?という意見も出ました。

島内の理解者を増やす具体的なプランとしては、蕎麦を学校給食で提供し「蕎麦育」を実施して、蕎麦はおいしい物というイメージを子供たちから持ってもらうという
アイデアがエコ課の職員の皆さんから出ました。

さらに、クリエイターグループから鋭い指摘の数々が!!
宮古島産蕎麦は地下水保全蕎麦という名前でPRしているが、名前自体が「おいしそう」ではなく、食べ物のネーミングとしては少し残念というご指摘。。。
耳が痛い指摘ですが、やはりこうした意見は貴重なのです!!
また、島民に地下水保全蕎麦の開発のバックストーリーを前面にPRするのではなく、まずはおいしい食べ物として訴えかけることが大事とのアドバイス。
だって、食べ物ですから…
その上で、バックストーリーは伝える媒体を考えてしっかり伝える作業が必要とのこと。全員深く納得。
また、宮古島で蕎麦といえば「宮古そば」という感覚が強く、日本蕎麦を日常生活の中で親しむ傾向にはあまりないという地域事情を考えてなければいけないとも。
思い切って発想を変え、蕎麦餅や蕎麦泡盛という商品を開発し、宮古そばと喧嘩はしない道を選ぶという方法もあるというお話が出て、これもまた何か大事な気づきを得た気がしました。

ゆくりばは、色んなアイデアを皆さんと共有しつつ、時には笑い声が響く楽しい会となりました。
次回からも、内容をアップデートして、さらにおもしろく、時におかしく、そして暮らしを楽しくするアイデアを皆さんと共有できるゆくりばを開いてみたいと思います!!