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2017.9.21

サンゴ礁を守る

サンゴ礁を守る

2016年

世界各地でサンゴ礁の大規模な白化現象が報告され、大きな問題となりました。

宮古島のサンゴ礁も約7割が被害を受けたと言われています。

カラフルだった海の中もだんだんと白化していき

最終的には弱ったサンゴや、死んでしまったサンゴに藻がくっつき茶色の別世界へ…

 

なぜ、こんな状態になってしまったのか?実は、サンゴは水温にとても敏感なのです。

通常、夏の間に海水温がある程度上昇しても

台風が海水を搔きまわす役目になり、適温まで下げてくれていました。

しかし去年は台風の接近が極端に少なく

海水温が上がったままの状態が長期間続き、サンゴに大きなダメージを与えました。

サンゴはとても繊細な生き物です。

立派なサンゴ礁が出来上がるまでには、長い長い年月がかかります。

 

サンゴが海から無くなるとどうなってしまうのでしょうか。

宮古島で海洋環境保全活動を行われている

宮古島マリンリゾート協同組合代表の新村さんにお話しを伺いました。

「サンゴ礁は30年前に比べると、既に半分くらいに減ってしまっています。

サンゴ礁が減ると、サンゴ礁を住みかにしている生き物も減ります。

そうすると、ビーチの砂地も減るでしょうね。

宮古島のビーチの砂はサンゴや貝などが細かく砕かれてできていますが

それを砕いているのが、サンゴ礁に住む生き物たちなんです。」

 

サンゴが減ると、生き物たちまで減ってしまうのですね。

 

そうして海の中の生態系が崩れる事で、私たちが食べるための魚も減るだろうし

ビーチやサンゴ礁が無くなれば、観光で来てくれる人も減るでしょう。。。

つまりサンゴの減少は、島の人々の暮らしにも大きな影響が考えられます。

 

 

今まで新村さんたちは「保全活動」をメインに行ってきたが

これからは「再生事業 」も視野に入れていかなければなならない…

 

“守るもの(サンゴ)が無くなってしまう”

それくらい危機的状況だと話してくれました。

 

 

宮古島マリンリゾート協同組合では

年に1回、70~80ヶ所のサンゴ礁の面積・被度をチェックしたり

サンゴ礁の天敵であるオニヒトデの駆除や海中ゴミ拾い

水難事故防止のための安全講習なども行われているそうです。

 

初めはダイビング関係者がメインで活動していましたがその輪はどんどん広がり

今ではサーフィンやサップ、カヤック関係者なども協力して宮古島の海を守ってくれているそうです。

 

 

今後は、この活動を継続していく仕組み作りや

地元の方にこそ、いまいちど宮古島の海の価値を伝えて

かけがえのない宮古島の海がいつまでも残るように守っていきたいとおっしゃっていました。